理屈で理解したことは忘れないって言いますが、個人差はあれ、人によっては余裕で忘れます。なるほど!と思ったことでもほうっておくと試験の時に思い出しません。やはり反復練習が必要です。いわゆるマッスルメモリーです。マッスルメモリーというと「身体を鍛えていた当時の状態を筋肉が記憶していること」という説明がされているものもありますが、英語で muscle memory を調べると、筋肉の話ではなくなります。脳のお話です。具体的な例としては自転車の乗り方。自転車はいったん乗れるようになると乗り方を忘れません。筋肉ではなくて脳がその動きを覚えているのですね。掛け算の九九もその一つで、子供の頃に覚えた人はめったに忘れないです。中学・高校に入ると覚えることがありすぎて、マッスルメモリーになるまで反復できないっていう悩みがありますが、これは大切だと思われるものをしっかり選んで反復練習しましょう。自分でマッスルメモリーになっているかどうかって意識しながら勉強するのがいいと思います。勉強時間が長いわりに成績がなかなか伸びないという人はマッスルメモリーの訓練時間を増やしてみてください。英文の暗記なら何度も声に出すとか、一覧表になっているものを使って何度もテストするとかすると良いですね。ちなみに中2のみなさんには不規則動詞の活用をマッスルメモリーにしてもらおうとしているところです。
P.S. 写真はマッスルメモリー用の表 前回紹介したカードなんかも使えるよ!
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