計算ミスをなくそう!

 まず、私自身のことから。授業準備や解法研究のため毎日数学の問題を解きます。もちろん電卓などは使いません。裏紙やノートに解いていきます。特に意識はしていないのですが、計算式を省略しすぎず、逆にくどくど書きすぎないで、適度な暗算を利用するようにしています。

 書き方としては、式変形を縦に書いていきます。そのとき、原則的に「1つの改行で1つの操作」を心がけています。式が容易なときは1度に2つの操作をすることもありますが、複雑な式変形のときは「1改行1操作」をするようにしています。そして、上の式(変形前)と下の式(変形後)が同じかどうかの確認をします。

 このように式を変形していくと、式が少しずつ変わっていくことがわかります。それは、変わらない部分もあるということです。具体例を見てみましょう。中1で習う方程式の例です。

  次の式への変形  

x+5-2x2(4-x)-9    左辺:同類項の整理 右辺:分配法則(斜体字)

   x+5-2x -9    8-9の計算

x+5 =-1-2x      移項

  +2x =-1-5      同類項の整理

    = -6        両辺÷3

x = -2

 上の式をそのまま書き写している部分に色をつけてみました。ちょっとずつ式が変わっているのがわかりますね。だいたい「1改行1操作」が守られています。そのまま書き写す部分と少しだけ計算(分配法則、移項、同類項の整理)している部分に分けられます。

 さて、計算ミスが多い人は以下のようなパターンがあるようです。

  ①生負の数の計算ミスい

  ②分配法則の掛け忘れや符号ミス

  ③書き写し間違いが多い

  ④余計なことを考えて意味不明な計算をする

⑤めんどくさがって式を書かず頭の中で処理しようとする

 あまりよく考えずに「気分で」適当に式変形する人がいてびっくりすることもあります。計算は、ルールを守りさえすればミスはそんなに起きないものです。そして、「丸写しする」ことが意外に多いことにも注目です。つまり、書き写すだけのところは正確に書き写さなければなりません。そして、式変形した部分についてはその変形が正しくなされていなければならないのです。

 目を縦に動かして「上下の式を比較して符号は論理的に正しいか」「分配法則の掛け忘れはないか」「書き写しミスはないか」といった点をチェックし、あとは計算のうっかりミス、たとえば、3×3=6とか4×7=21のような間違いをしていないかを確認しましょう。また、自分がよくやってしまうミスを記憶し、意識することも重要かと思います。

 このような見直しを可能にするためにも、普段から途中式をしっかり書くことが大切になります。宿題の丸付けをすると、途中式をちゃんと書いている人はミスが少ない傾向が強いのです。

 計算力はあった方がテストのとき特に有利です。間違いに気づいたときの解き直しに時間がかからないし、たとえば、ラスト5分で解法を思いついたとき終了ぎりぎりに答えを書くことができるかもしれません。計算ミスが多い人は、上に書かれたことで自分に当てはまるものがあれば、計算時にそのことを意識するようにしてみましょう。それすら忘れてしまうようではいけません。自分の弱点を知り、それを正しい方向に直していく意識が大切なのですよ。

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