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成 長

 先日、中学2年生の授業と高校1年生の授業を担当しました。学年ではたった2年の違いですが、勉強するレベルは段違いなのです。中学、高校での1年、2年の成長ぶりにはいつも驚嘆してしまいます。

 同じように、英語では少し昔までは中学1年でa,b,cを習い始めていましたが、中高の5年とすこしの間で大学入試の文章を読めるようにまでなりますよね。数学でも中学1年で初めて文字を使った式を習いますが、たった5年後には微分や積分などを駆使して、円柱と円柱が垂直に交わる部分の体積を計算できるようになります(形がわからないのに!)。この時期の能力の成長ぶりはすごいですよね。

 このことから考えても、日々の勉強の積み重ねがいかに重要であるか明々白々なのですが、子供達はそれに気付かない(私もそうでした)ことに、いつももどかしさを覚えます。折に触れ子供たちには伝えるのですが、心に響くように伝えるのはなかなか難しいものです。

 授業の中でもこのような話をすることがあります。「去年の今頃はこんな簡単なことを理解するのにすごく時間がかかったんだよ」なんていうと、「えー、そうだっけ?」と、まるでおぼえていなかったりするのですが、まんざらでもない様子。1学期なんてあっという間、1年なんてあっという間。だからこそ本当に1日1日の過ごし方、地道な努力が大切なのです。そして、そのように毎日勉強しやすい教材を作っていかねば、と私自身が再認識したのでした。


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