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にゃごの「記憶について」②英単語の覚え方


 みんなはよく冗談で「にゃごの雑談は100%覚えてるんだけどなぁ」って言っていますが、それもそのはず、人間の脳は英単語や歴史語句の暗記には向いていません。人間の脳は進化の過程で必要なことを覚えるようにできています。果実や木の実が見つかりそうな場所、危険が潜んでいる場所、身を隠せる場所、そういったものは命に関わります。一度覚えたら2度と忘れない。しかし英単語や歴史語句はおよそ命に関わるものではありません。もう一つ人間が記憶しやすいものに物語があります。おそらく進化の過程で他の人たちとコミュニケーションをとるために必要だったのではないでしょうか。そんなわけでにゃごの雑談は記憶に残るのでしょう。しかし英単語や歴史語句の暗記が必要になったのは長い進化の歴史から見たらごく最近のことです。したがって私たちは進化の過程とは関係のない脳の働きを要求されています。ぶっちゃけて言えば、覚えるのが苦手な人ほど進化の歴史に忠実なのかもしれませんね。

 さて、では、どうやって暗記するか?

まずは英単語の覚え方について。

(1)ひたすら書く。中1の最初の段階では声に出しながら書くというのは必要なこと。特にローマ字読みして覚えるのもありだと思います。orange はオランゲ、guitar はグイタアール、frined はフリエンドといった具合。dangerous はダンゲロウス。ちゃんとした発音をしつつ書くときにはこのやり方でいいんではないでしょうか。ある程度慣れてきたら、フォニックスを取り入れるといいと思います(フォニックスについてはYouTubeでいろいろ見れるので検索してみてください)。ただしひたすら書くのはあるレベルから先は非効率なのでお勧めしません。

(2)テスト形式で暗記する。市販の単語集(旺文社の『出る順パス単』高校生は『ターゲット1900』など)を使って英単語から日本語にする、日本語から英単語にするという練習をする。忘れていたものにチェックを入れておき、次にテストしたときに覚えていたらチェックを消していくようにするといいでしょう。この段階ではもう単語を書いたりはしません。「見て覚える!」で、テストして書けなかったものだけちょっと書く。効率アップを図りましょう。

(3)例文を暗誦(アンショウ)する。重要な単語については使い方が大切。また人間の脳は物語を記憶しやすいので、場面がイメージできるような英文だと覚えやすいでしょう。暗誦の仕方は、書ける、しゃべれる、スムーズにしゃべれる、というのを目標にしましょう。例文が暗誦できているとspeaking や writing でも使えるので効果的。なお辞書にはその単語を使った典型的な例文が入っていますから、全部と言わず、気になったものを覚えるようにするとメキメキ実力が上がります。

(4)英文の中で確認する。中3生や高校生は英文中で単語を覚えるようにするのが一番効果的です。英文中で知らない単語を調べて自分の単語帳を作るといいです。にゃごは大学受験生の時、単語帳が6冊できました。復習が足りていないと同じ単語を何度も調べたりしますが、それも学習につながるのでOKです。そのレベルになったら市販の単語集はあくまで補完的な意味で使います。知らない単語があるかなぁくらいの感じで見ればいいという感じです。なお自分の単語帳については、文房具屋さんで単語帳専用の小さいノートを売っているので、好みに合ったものを使うと愛着もわくしやる気につながるのでは?

 英語はこの先ずっとお付き合いする科目なので、得意にしたほうが便利です。気が楽になります。そのためには単語を覚えているといいです。日々のちょっとした時間を単語の暗記にあてましょうね。



P.S. 写真はロックちゃんです。なにも学ばない子です。それはそれでかわいいのです . . .

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